2012/05/25 (Fri) ワタシの考える表と裏

今日は趣味的な仕事は大きく動いていないんで・・・久々にアタマの中の事を吐き出そうかなと。

※ワタシにとっては日々アタマの中をグルグルめぐっている事だけど他人様から見ればど～でも良い事かもしれないので軽～く読み飛ばすか閉じちゃってもらえると助かります。





物には表裏がある。

雑誌にも、硬貨にも、マンホールにも、タイヤにも、ワッシャーにも、せんべいに・・・は無い（？）かな。

とても単純。

コッチが「表」　コッチが「裏」って決まってるから。

迷うことはほとんど無い。

でもって表と裏はセット。

表裏一体。

良し悪しも無い。

「モノ」の場合はコレでOK。



じゃ「人」の場合はどうか？

表裏一体の意味が途端に拡大される。

物質的にじゃないよ。

「心」の問題。



「やっぱ行列の出来るラーメン屋はウマイなぁ～。」

（でも30分並んで食べるほどじゃねぇな・・・。）

とか、

「クルマの中LEDでピッカピカ！キレ～！」

（ぶははははははWWW）

とか。


自分の行動を無意味にしない為の「表」と

本音の「裏」


他人を傷付けないようにする為の「表」と

本音の「裏」



嘘を言う「表」と本音の「裏」


さぁここからが難しい。




「嘘を付く」ってのは一般的に考えれば悪いコト。

「本音を言う」ってのは一般的に考えれば善いコト。

「表」ってのは一般的に考えれば善いコト。

「裏」ってのは一般的に考えれば悪いコト。



まとめると・・・

ラーメンの場合もクルマの場合も

表（善）では嘘を付いて（悪）

裏（悪）では本音を言う（善）

ほらグチャグチャ・・・。

こういうのも含めての表裏一体になっちゃう。

でもいい。

ちょうど半々で「表裏一体」

それに上記の「表」「裏」は、何か問題が起きたとしても個人の心の中のコトだからね。

誰にも文句をつけることは出来ない。




で、ここからが本題。


とある企業がとある食品を開発し販売したとする。

「無農薬有機栽培♪無添加ポテトチップス！」

オーガニックブームに便乗しててけっこう売れてる。

普通の感覚なら・・・農薬を一切使わず育てたジャガイモを使って、保存料なんかも使ってない体に良いモノなんだなぁ～。

って思うはず。

ところがそうじゃないんだな。


「無農薬」とか「有機栽培」って表示は、本当の意味での「無農薬」や「有機栽培」なのでは無い。

表示義務が有る薬剤を使っていないと言うダケで、表示義務の無い薬剤は普通に使ってる。

「無添加」表示も同じで。表示義務の有る添加物は使って無いてダケ。


ソレを知った消費者はお客様窓口にデンワする。

「チョットォ～！アンタんとこのポテチ！農薬使ってるんですってぇ～？！嘘つきじゃないの！ジャロに電話するわよぉ！！」

デンワの向こうの担当者は

「確かに本当の意味では無農薬でも無添加でもないが、国の決めた表示方法に従っているのだからなんら問題ない。」

と言うでしょ。


さぁここからが難しい。

この担当者も心の中では商品名がオカシイと思っているに違いない。

でも仕事だから、給料の為に、家族を養う為に、自分の心に嘘を付いて、思考を停止して、マニュアルに従って、死んだ魚の様な目で、言うんでしょ。「法的に何ら問題ありません。」と・・・。



まぁ諸悪の根源は企業と国だけど、この担当者は消費者に嘘を付き、自分にも嘘を付いてしまったワケ。


この場合「表」で嘘を付き、「裏」でも嘘を付くという救いようの無い状況・・・。

加えて「これが仕事だから・・・」と消費者についた嘘を正当化してしまう。

コレじゃ

表（善）で嘘を付いて（悪）

裏（悪）でも嘘を付いて（悪）さらにもう一回嘘を付く（悪）


しかも身勝手インチキ理論を押し付けられたデンワの向こうの消費者は納得など出来る訳も無いんで怒り心頭でしょ。

個人の心の中の問題では収まり切らない「表」「裏」問題ってのは他人にまで迷惑をかけるし害悪以外の何者でもない。

なによりこの担当者、心のバランス狂いまくって発狂しちゃうんじゃないかなW

「表」と「裏」が半々だから「表裏一体」なワケで、

コレじゃ「ほぼ裏のみ」でしょ・・・。



まぁこんな感じで「表裏一体」に成り得ないバランスの崩れた「表」「裏」が溢れているのが現状なワケで、そろそろ真っ当な感覚を取り戻さないとねぇ。